チケットが余ってしまったら?公式サービスチケトレを利用する場合。使い勝手は良い?

チケット転売

 ライブ・コンサートチケットや演劇・ミュージカルのチケットが余ってしまったらどうすればいいでしょうか?

 アーティストや公演によっては公式リセールサービスがあるところがあります。

 一般的な公式リセールサイトとして『チケトレ』というサイトもあります。

 またチケット流通センターやチケジャムで定価以下で出品するという方法もあります。

 他にはX(旧ツイッター)で個人的に売買するというやり方もあります。

 その中で公式チケットトレードリセールであるチケトレのメリットやデメリットについて記載しております。

チケトレのメリット 安心安全

 一番安心で安全なのがチケトレです。公式チケットトレードリセールと銘打っている通り公式のリセールサイトになっています。

 チケトレのメリットとして挙げられるのが安心安全ということです。

 チケトレで購入したチケットにはチケトレ購入証明書が発行されます。その為、本人確認があった場合でも大丈夫です。購入証明書はスマートフォンで表示できるようになります。

 万が一、本人確認のトラブルで入場できなかった場合でも全額返金がされます。それ以外でも偽造チケットや輸送トラブルなど出品者側の都合で入場できなかった場合でも返金して貰えます。

 ※公演に入場できなかった場合は公演日翌日(公演開始時間の24時間以内)までにMyページの取引ナビにて「入場不可申告」および「入場不可事由」の報告を行う必要があります。

チケトレのデメリット1 手数料が高い

 一方でチケトレのデメリットはなんでしょうか?

 まずは売買時に手数料が掛かるということです。手数料がなかなか高額です。

チケトレの手数料

取引手数料
・出品手数料:出品チケット金額の10% ※3,999円以下の場合は一律405円
・購入手数料:購入チケット金額の10% ※3,999円以下の場合は一律405円

決済システム手数料
・購入したチケット金額の2%
※チケット購入時のみ

送金システム手数料 275円
※出品チケットの取引成立時に加算

送料 520円
※送料一律 チケットの受取り方法「郵送」かつ購入者負担の場合のみ、チケット購入時に加算

 売上金の受取は公演日の4日後目安に指定の登録口座宛て振り込まれます。

チケトレのデメリット2 日時に余裕を持たせないといけない

 チケトレは他のチケット転売サイトのように直接取引や発券番号取引ができないので、できる限り日時に余裕を持って取引をしないといけません。

 具体的には発券済みでチケットが手元にある場合は出品期限は公演日の10日前までになります。その場合の販売期限は公演日の7日前までになります。

 『宝塚友の会・宝塚歌劇Webチケットサービス』で購入した『当日発券または入場認証のみ』のチケットの場合は出品期限が公演日の5日前まで、販売期限は公演日の2日前までになります。

 できる限り日時に余裕を持ってチケットを出品しないといけないので急用ができた際などのリセールは使いづらいのが現状です。

チケトレのデメリット3 チケット券面額でのみ取引可能

 チケトレは高額転売防止の為にチケット券面額でしか取引ができません。

 高額転売もできませんがチケットを安く売ることもできません。その為に人気が無いチケットは往々にしてチケットが売れずに余ってしまう場合が多いです。

 需要と供給のバランスがとれておらず人気が無いチケットでも他のチケット転売サイトでは定価より安くすれば売れることが多いです。

 チケ流やチケジャムでは定価で売れない場合は少しずつ価格を下げていくことも可能ですがチケトレではそれができません。

 それ故に不人気公演のチケットが余ってしまうことがとても多いです。

結論・まとめ

 まとめとしては手数料等や使い勝手を考えてもチケット流通センターやチケジャムなどのチケット転売サイトのほうが使いやすいというのが現状のようです。

 実際にチケトレに出品されているチケットの枚数や種類はかなり少ないです。

 チケ流やチケジャムはチケット高額転売の温床となっていて否定するかたも多いですが、両社とも営利目的のチケットの出品は禁止しています。

 禁止していながら出品金額の上限を設けずどんな価格でも出品させてしまえるのが問題ではありますが…。恐らく会社の利益等も踏まえてのことでしょう。

 チケ流やチケジャムで定価より高く出品していてチケット不正転売禁止法の違反などでトラブルになってもチケ流やチケジャムは助けてくれないので自己責任で取引をしましょう。

 個人的には高額チケットの取引は本人確認や電子チケットのランダムエラーなどで入場できなかった場合などにトラブルになりやすいのでやめておいたほうが無難だと思っています。

 また公演の延期や中止などでもトラブルになりがちです。

 定価以下で利用する場合は両サイトとも使いやすいサイトだと思いますし、法律違反になることもありません。

 本人確認がある公演の場合は定価以下でチケットを譲っても入場できない可能性があるので注意しましょう。

 個人的にはチケトレの手数料を下げて利便性を高めてくれるのが一番良いと思うのですが、なかなかきちんと対応して貰うのは難しそうですね。

 また1年間にチケット転売で得た利益が一定以上に達した場合は確定申告をしなければなりません。確定申告をしないと脱税扱いになってしまいますので注意しましょう。

 税務署にばれた場合、会社員のかたは会社にも税務署から連絡が入りますので要注意です。

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