2024年3月更新
中買い、中積み、中売りって?
旧ジャニーズを始め、韓流やLDHのライブ・コンサートなどで頻繁に行われている中買い、中積み、サイドチェンジ(サイチェン)などの行為について説明します。
最近は電子チケットが一般的になっていてチケット当日もしくは数日前にならないと座席が分からない場合が多いです。
紙チケットが主だった時には公演の2週間前ぐらいにはチケットが届いたりコンビニでチケットを発券して座席が分かりました。
今は入場後に電チケの表示で詳細な座席が分かることも多いです。そんな風潮で中積みなどの文化が生まれました。
中買い・中積みは一度自分のチケットで会場内に入った後に会場内でもっと見やすいチケットを買い直す行為になります。中積みは特に前方席をお金を積んで譲ってもらう行為です。
中売りは中積みとは逆の行為で会場内でチケットを売る行為になります。席はどこでも良いので、それよりもお金が欲しいというかたがいます。
純粋な転売屋で会場内でファンに前方席を高額で売るかたもいます。
またファンで推しを近くで見たい場合に自分の席がゴミ席だった場合に中積みをして良席に座り直す場合もあります。
ランダム配布はゴミ席がくる?
中売りに関してはランダム配布で中売りされる場合も多いです。
こちらはお金目的です。複数名義のチケットを保持している時にランダム配布などで他の名義のチケットを販売して回収した後で、自分が座る一番良い座席を確保してまだ良席が残っていた場合には中売りをして良席を高値で売り払います。
また純粋なお金目的の転売屋で良席を全て高値で売り払い、ゴミ席を全て買い直すかたもいます。
その後はゴミ席をランダム配布で売れたかたに配布します。ランダム配布の条件として会場内の座席は選べないというかたがほとんどなので、だいたいランダム配布でチケットを買った人はゴミ席が届きます。
中売りの首謀者は親や親玉と呼ばれていますが、一番の良席は自分で確保しつつその他の名義で良席が出ても中売りで利益を確保するというおいしい手法です。
そのため、親は持っている名義が多ければ多いほど良いと言われていますが2桁以上の名義で当日の会場で電子チケットを配布しているかたもいます。
会場によってはアリーナとスタンドが行き来できなかったり、入場口が違っていたり、また中売りする際も相場が分からないと適正な値段で売れません。
また当日に限られた時間内で何十人も他人をまとめる必要があったりもするので、ある程度の知識と行動力も必要になります。
サイチェンってなに?
サイチェンとはサイドチェンジの略で自分が見たいいわゆる推しのサイドと逆側のチケットだった場合に逆サイドのかたのチケットと交換して貰う行為です。
同程度の列ですとお金のやり取りは発生しませんが、列がある程度変わる場合はお金をプラスする(もしくは貰う)場合があります。
どの行為も相場観が必要です。相場観といってもグループや会場のキャパや行きやすさによって変わります。他にはメンバーの誕生日など特別な日の場合には相場が高くなります。
また会場によってはアリーナとスタンドの移動時にチケットを見せないといけない場合があり会場の座席の把握も必要です。広い会場ですと完全に座席が別れ移動できなくなる会場もあります。
慣れていない初心者がランダム配布でチケットを販売するとグダグダになって開演に間に合わない場合やスタッフに見つかって注意される場合がありますので気を付けましょう。
注意されるだけならまだ良いですが、場合によっては会場からの強制退出やブラックリストに載る行為になります。違反行為は厳禁です。
株歴50年超のプロが今、買うべきと考える銘柄中積みは法律違反やルール違反になるの?罰則は?
どの行為も基本的にコンサートの規約違反になります。
特に定価よりも高値でチケットを転売する行為はチケット不正転売禁止法の違反行為になります。もっと重い罪ですと詐欺罪で逮捕される場合がありますのでやめておいたほうが無難ですね・・・。
実際に逮捕者も多数出ています。キンプリや滝沢歌舞伎やSHOCKなどチケット不正転売禁止法の逮捕者は旧ジャニーズのチケットが多い印象です。人気でファンも多いですからね。
詐欺罪では昔サカナクションのチケットを転売していたかたが逮捕されました。その場合は運営が直接転売サイトからチケットを買うという方法で転売屋が逮捕されました。
中積みや中買いなどのやり方は座席が分かったらX(旧ツイッター)やSNSでやり取りを行うことが多いです。特に入場後に座席が分かる場合はチケ流やチケジャムですと間に合いません。XやSNSのDMでやり取りが基本になっています。
座席が分かるのが当日の朝や3日前の場合もあります。その場合はチケ流やチケジャムなどの転売サイトでやり取りする場合もがありますが、手軽にやり取りできるXのほうが多いようです。
ただXはドタキャンも多いですし、チケ流やチケジャムのほうが本人確認がしっかりしているので安心度は高いです。
Xは捨て垢による詐欺行為なども多いので騙されないようにしましょう。正規ルートで入場するのが一番安心です。
友達の友達に譲る場合などもその知り合いが転売してブラックリストに載ってしまうなどの行為もありましたので、安易に他人に譲らないほうが無難です。どうしても譲りたい場合は信頼できるかたに譲りましょう。
事前に同行者指定の無い同行者分のチケットを定価以下で譲る場合は安全です。
ただ旧ジャニーズで同行者指定がある場合、同行者が違うと名義人も退場させられる場合があるので注意が必要です。
過去に滝沢歌舞伎などで同行者が違うということで名義人が退場させられた例がありました。旧ジャニーズの規約でそういうルールになっているそうです。
同行者が急用で来られなくなった場合は同行者分を空席にするしかないのは辛いところですね。かといって必ずしもチェックが入るわけではありません。公演にもよりますがチェックが入る可能性のほうが低いです。
自分名義のチケットを定価以下で譲る行為はチケット不正転売禁止法の違反にはなりませんが運営の規約違反になる場合があるので注意が必要です。
ルールを守って取引を行えればいいのですが、運営側にも本人確認の徹底や公式リセールサイトなどの転売防止の対策をして頂かないといつまで経っても高額転売は無くなりそうにないですね。
中買いなどの取引のやりかたはどうするの?
取引の仕方は当日の入場後に座席が分かる場合は入場してからX(旧ツイッター)やSNSで取引をする場合が多いです。
開場時は混み合いますので早めに並ぶ必要があります。
勇気のあるかただと直接会場内で声掛けをして取引しているかたもいます。元々ルール違反の取引なので会場内で直接取引するのはなかなか厳しいです・・・。
開場によってはスタッフに見つかる場合もありますし、不審者に思われる場合もあります。ルール違反の取引なので良く思っていないかたもいらっしゃいます。
なかには直接希望の座席の近辺で呼びかけている強者(つわもの)もいますが、人によっては煙たがられますしマナー違反にもなります。
一番多いのはXでハッシュタグをつけてシンプルにやり取りするかたですね。
また一般的なやり取り例としてメッセージを送る場合には自分の座席、電話番号、金額を記入して余計なやり取りを省くかたが多いです。
開演までの限られた時間の中で出来る限りシンプルに可能か不可能かでやり取りするかたが多い印象です。
チケット不正転売禁止法ができてからは定価以上で中売りする方法も法律違反になりますし、ライブのルール違反にもなります。
トラブルが起きた場合は自己責任になりますので安心にライブをご覧になりたいかたは自分名義の座席でライブを見たほうが良いかもしれません。
中買い・中売りの相場を確認する為には・・・
中買い、中売りの相場を確認する為にはチケット流通センターやチケジャムのなどのチケット転売サイトが便利です。
入場時に座席が分かるチケットでも座席未定のチケットの相場が分かります。ランダム配布の座席はほとんどが後方席なのでチケット価格はその日の最安値ぐらいの感覚で良いかもしれません。
しかし公演が始まってから花道やバックステージ・トロッコなど各公演の演出によって座席の良し悪しが変わります。
初日はステージプランがはっきりしていない場合は価格は分かりづらいかもしれません。
アーティストによっては公演が始まって演出やステージプランが確定してからのほうがどこの席が良席かは分かりやすいと思います。
またファンの間では推しの誕生日やデビュー記念日などでも価格は変わります。開催地やキャパ・土日などによって価格が変わりますのでチケット相場もその都度変わります。
海外アーティストの場合は前方席と後方席で価格差が出るのですが、国内のアーティストの場合はあまり差が無いので、特に旧ジャニーズなど同じ価格で後方席の場合は不公平だと感じてしまうのは仕方ないかもしれません・・・。
コメント