チケットの高額転売防止の為に警視庁と松竹などの演劇関係団体やプロ野球団体が協定を結ぶ!今年の逮捕例!!

チケット先行

 チケット高額転売防止の為に警視庁と演劇関係団体が協定を結びました。警視庁はプロ野球や音楽関係の業界団体とも、同じ協定を締結しています。

 協定を結んだのはプロ野球や音楽団体の他に日本演劇興行協会、ミュージカルや歌舞伎の興行会社の松竹、東宝、明治座の3社です。

 松竹は独自にも転売禁止を厳しくうたっており、定期的に松竹の公演のチケットを転売した人が逮捕されています。

最近では10月17日に帝国劇場と日生劇場のミュージカル「エリザベート」のチケットを転売して47歳の無職の女性が逮捕されたとニュースになりました。こちらの逮捕は興行主の東宝から不正転売について相談があり発覚したそうです。

 協定ではチケットを不正転売している人の情報共有や、転売防止の注意喚起を共同で行うなどとしています。また警視庁と業界団体の相談窓口をそれぞれ一本化し、迅速な情報集約につなげるということです。

 チケットの高額転売が無くならない中でこれからも逮捕者が増えるのは確実ですね。

その他の2023年のチケット不正転売禁止法での主な検挙例

2023年1月30日、東京都の無職の女性(28)が歌舞伎座や新橋演舞場の歌舞伎や演劇のチケット計4枚を定価の約2倍にあたる計16万円で不正に転売した疑いで逮捕された。

2023年4月13日、東京都の会社員の男性(45)をWBC日本―イタリア戦のチケットをチケット売買仲介サイトに出品して都内の男性に不正に転売した疑いで逮捕された。

2023年4月19日、東京都の無職の男性(25)と会社員の女性(24)を東京ドームで行われたWBC豪州戦のチケットを転売サイトを通じて都内の30~40歳代の男女2人に不正に転売した疑いで逮捕された。

2023年5月22日、埼玉県越谷市の会社員の女性(46)が歌舞伎と演劇のチケット各1枚を転売サイトに出品し不正に転売した疑いで逮捕された。

 またチケット転売禁止法違反に関してはある程度の業(ぎょう)としてチケットの高額転売を行っている転売屋が逮捕されていることが多いです。

 しかし業として当たらなくても詐欺罪で立件されている例もあります。自分で行くわけではなく運営側を騙すという名目でチケットを購入したことで詐欺罪ということで逮捕された人がいます。

 そのあたりは運営や警察のさじ加減にもなりますが、詐欺罪のほうが罪は重いです。

 詐欺罪は最高で「懲役10年」と定められていて罰金刑が 詐欺罪の場合は懲役刑の前科がついてしまうことになります。

 チケット不正転売禁止法は1年以下の懲役もしくは100万円以下の罰金またはその両方が科されます。まだこちらのほうが罪が軽い場合が多そうですね。

 そして購入者側も明らかに転売目的のチケットだと分かって購入した場合は刑法の盗品等有償譲受罪にあたる可能性があります。最高刑は詐欺罪と同じ懲役10年になります。

 購入者側が罰せられるケースはよほどのことがない限りないとは思いますが、本人確認により入場できなかったりチケットが届かなかったりなどの詐欺は頻繁に起きていますので注意が必要ですね。

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